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仕事や私事が重なり、しばらくの間、不定期の更新とさせて頂きます。
何卒宜しく御願い申し上げます。

品川区 大井町にて 薄(すすき) [日記・雑感]

大井町での打ち合わせの後、立ち寄った公園でススキを見かけました。
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歳時記によると、「薄・芒(すすき)」は、山上憶良の秋の七草の和歌「萩の花尾花葛花瞿麦(なでしこ)の花女郎花(おみなえし)また藤袴(ふじばかま)朝貌(あさがほ)の花」にも登場した、秋の野を代表する草の一つだということです。


俳句を置かせて頂きます。

行く秋の四五日弱るすすきかな 内藤丈草



角川俳句大歳時記「秋」

角川俳句大歳時記「秋」

  • 編集: 角川学芸出版
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/07/31
  • メディア: 単行本



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「服部幸應の 知っておいしいだし事典」服部栄養専門学校 [本]

「服部幸應の 知っておいしいだし事典」

監修:服部栄養専門学校
発行:実業之日本社

服部栄養専門学校
1939年開校。
「食」を通して"世の中に必要とされる人"を育む学校。
安全・安心・健康を考え、しつけやマナー、環境問題などに幅広く対応できるよう『食育』に基づき、カリキュラムを組んでいる。
「調理のできる栄養士」を目指す栄養士科、世界を視野に入れ"総合力と実践力のある調理師"を育成する。

服部幸應(はっとりゆきお)
1945年、東京都生まれ。
立教大卒。昭和大学医学部博士課程学位取得。
フランスよりレジオン・ドヌール勲章を受章するなど、国内はもとより国際的にも活躍。
テレビ『料理の鉄人』での銘解説は、家庭に本格料理を浸透させる原動力となった。
食育や料理を通じての地球環境の保護などにも精力的に取り組む。

「だし」とは「煮だし汁」が省略された言葉であり、素材を煮詰めていき、そのうまみを抽出すると「だし」になるという。
「うまみ」の成分には、かつお節や煮干しなどの魚や肉類に含まれる「イノシン酸」、昆布や海苔・タマネギ・チーズなどに多く含まれる「グルタミン酸」、干ししいたけやキノコ類に多い「グアニル酸」の3つなどがあり、この3つを組み合わせることで相乗効果により「うまみ」が強くなるのだそうだ。

本書は、日本料理・西洋料理・中華料理のだしの取り方や、だしを使った料理を紹介する書き物である。
だしの取り方は、各手順に写真が添えられ、わかりやすくまとめられている。
また、だしの素材である昆布・かつお節・シイタケ・煮干しについて、その種類や選び方なども掲載されている。特に、昆布については専門メーカーである株式会社「東昆」、かつお節については老舗の株式会社「和田久」による詳細な解説が興味深い。
昆布はビタミンやミネラルを多く含み、干しシイタケはカルシウムの吸収を高め、かつお節は食物からしか取れないといわれる必須アミノ酸を全て含み、煮干しはカルシウムの他、主な原材料となる青魚にDHA・EPAが含まれているという。
だしを使った料理を積極的に取り入れ、食生活を見直すきっかけにしたいと思った。


服部幸應の 知っておいしいだし事典

服部幸應の 知っておいしいだし事典

  • 監修: 服部栄養専門学校
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2017/11/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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「私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために」岩波書店編集部 [本]

「私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために」

編者:岩波書店編集部
発行:岩波書店

「貧乏」や「貧困」などの言葉で示される窮乏の状態は人により様々であろう。
財布の中の金額や、仕事の雇用状態、住まいにトイレ・風呂があるかないか、食べる物の内容など、「貧乏」によると思われる生活の窮状は、暮らしの中の様々な問題として感じられるようである。
本書は、文化人や作家、経営者などが経験したことやアドバイスをまとめることで、体制や学者などには目の届かない「貧困」や「孤立」といった日本が抱える問題の解決策を探ろうとしているようである。
浅井慎平、井手英策、井上達夫、内澤旬子、蛭子能収、沖藤典子、金原瑞人、亀井静香、栗原康、小出裕章、古賀誠、小坂井敏晶、小関智弘、最首悟、斎藤貴男、佐伯一麦、佐伯泰英、佐高信、高田明、武田砂鉄、出久根達郎、鳥居、永田和宏、橋本治、福山哲郎、プレイディみかこ、星野博美、益川敏英、松元ヒロ、水島宏明、森達也、安田菜津紀、安彦良和、湯浅誠、吉田類、吉原毅の36人の感じる「貧乏物語」が綴られている。
貧乏の解決方法や本題からそれたようなエッセイもあるが、人の持つ貧乏物語は共感も多く、晴れ晴れとしているものもある。
佐高信の「慶応で格差を実感」、出久根達郎の「ものは考えよう」、吉田類「魂のサバイバル」は興味深い。


俳句を置かせて頂く。

貧乏に匂ひありけり立葵 小沢實



私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために

私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために

  • 編者: 岩波書店編集部
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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「成山堂海のレシピシリーズ ① 東大教授が考えたおいしい!海藻レシピ73」小柳津広志/髙木義夫 [本]

「成山堂海のレシピシリーズ ① 東大教授が考えたおいしい!海藻レシピ73」

著者:小柳津広志/髙木義夫
発行:成山堂書店

小柳津広志(おやいづひろし)氏
東京大学生物生産工学研究センター植物機能工学研究室教授。
1977年、東京大学農学部農芸化学科卒業、富山大学教養部助教授、東京大学大学院農学国際専攻教授等を経て、
2003年より東京大学生物生産工学研究センター教授。
研究分野は「微生物分類学」、「微生物生態学」、「応用微生物学」で、現在は「藻類からのバイオ燃料生産技術」を研究している 。
趣味として「栄養学」、「食品化学」の知識と自己流で身につけた調理技術を駆使して「アンチエージング料理の研究」も行っている。

年を経るにつれ、健康増進や体調管理のために「海藻」は摂取した方がいいとよく言われる。
酢の物や味噌汁のわかめ、心太など、気づいたときには食べるようにはしているが、なかなか食べる機会に恵まれない食材のひとつである。

本書は「海藻」を使った料理レシピが掲載された書き物である。
おかず・サラダ・汁物・ご飯・麺・パスタ・パン・おやつの七つのカテゴリーに分類された、様々なレシピが紹介されている。
「鯛のサラダ昆布巻きお造り」「エビと白子のあおさあえ天ぷら」「わかめ入りメンチカツ」「ひじき入りコールスロー」「めかぶ、モロヘイヤ冷たい豆乳スープ」「もずく雑炊」「わかめ入りソース焼きそば」「めかぶ入りフルーツゼリー」など、取り合わせ豊かな73のレシピが掲載されている。
もう一人の著者である海藻問屋「高木屋」の高木義夫社長による、海藻問屋の現場を解説された「海藻ものがたり」も興味深い。


東大教授が考えたおいしい!海藻レシピ73 (成山堂海のレシピシリーズ 1)

東大教授が考えたおいしい!海藻レシピ73 (成山堂海のレシピシリーズ 1)

  • 作者: 小柳津 広志・髙木 義夫
  • 出版社/メーカー: 成山堂書店
  • 発売日: 2014/06/28
  • メディア: 単行本



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