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「手すりの虫観察ガイド 公園・緑地で見つかる四季の虫」とよさき かんじ [本]

「手すりの虫観察ガイド 公園・緑地で見つかる四季の虫」

著者:とよさき かんじ
発行:文一総合出版

とよさきかんじ氏の作品。
日本野虫の会。
1975年埼玉県生まれ。多摩美術大学絵画科油画専攻卒。
フリーランスのデザイナー。
2014年、ダンゴムシの絵本『くるりん!ダンゴム』(岩崎書店)を出版。
「日本野虫の会」という屋号で虫グッズを販売したり、虫の写真を撮るようになる。

筆者は虫の観察の方法として、野外の手すりの上面や側面を見ながら歩いて虫を探す「手すりの虫観察」を勧めている。
本書でいう「手すり」とは、身近な自然公園や土手、登山道など、野外の通路と草木、水辺の境目に「柵」として設置されているもので、周囲の環境に虫が少ない日でも、なぜか手すりには虫がいるという。

本書は、関東の公園や緑地の手すりでよく見かける虫が紹介された書き物である。
筆者は約2年間でのべ150回にわたり関東の公園や緑地の手すりの観察を行ったそうで、手すりで見つけた虫は出現する季節(春夏秋冬)と、平地・低山・草地・水辺の4つの環境に分類されている。
ネコハエトリ、アトジロサビカミキリ、ウンモンスズメ、ナナフシモドキ、ベッコウハゴロモ、オオシオカラトンボ、タマムシ、ハラビロカマキリ、ヒメホシカメムシ、キイロテントウ、ワカバグモなど、約300種類の虫が掲載されている。
様々なアングルの写真と、種名、科名、漢字名、特徴や見分け方、生態など情報が豊富である。
手すりの虫の探し方、虫の名前の調べ方、ルーペやデジカメなどを使った、虫を大きく見る方法も解説されており、観察の時に役立ちそうだ。


手すりの虫観察ガイド: 公園・緑地で見つかる四季の虫

手すりの虫観察ガイド: 公園・緑地で見つかる四季の虫

  • 作者: とよさき かんじ
  • 出版社/メーカー: 文一総合出版
  • 発売日: 2019/06/25
  • メディア: 単行本


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品川区にて 蜘蛛(くも) [日記・雑感]

先日の大井町での打ち合わせの帰り道では、ジョロウグモと思われる蜘蛛(くも)の姿も見かけました。
CIMG7272_2_1.JPG
「クモ(蜘蛛)」は、分類学上は節足動物クモ綱に属し、ダニやサソリ、カニムシなどに近い生き物だそうです。
脚が四対で、頭と胸が一つのかたまりになっており、脚が三対、頭胸腹の三つの体からなる昆虫と区別がつくということです。


俳句を置かせて頂きます。

巣を張って日の暈に入る女郎蜘蛛 廣瀬直人



角川俳句大歳時記「夏」

角川俳句大歳時記「夏」

  • 編集: 角川学芸出版
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/05/31
  • メディア: 単行本



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品川区にて 山法師の実(やまぼうしのみ) [日記・雑感]

大井町での打ち合わせの帰り、ヤマボウシの木に実が付いているのを見ました。
CIMG7273-2_1.jpg
「山法師(山帽子:やまぼうし)」の実は熟すと赤くなるそうですので、写真の実はまだ若いもののようです。
熟した実の果肉は黄色でマンゴーのような甘味があり、生食のほか、ジャムや果実酒にするということです。



里山の植物ハンドブック―身近な野草と樹木

里山の植物ハンドブック―身近な野草と樹木

  • 監修: 多田多恵子
  • 写真: 平野 隆久
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 単行本


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「心が整う 禅の庭づくり ミニ枯山水の世界」枡野俊明 [本]

「心が整う 禅の庭づくり ミニ枯山水の世界」

著者:枡野俊明
発行:家の光協会

枡野俊明(ますのしゅんみょう)氏の作品。
曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。
1953年神奈川県生まれ。
「禅の庭」の創作活動を通じ、国内・海外から高い評価を得る。
庭園デザイナーとして、芸術選奨文部大臣新人賞受賞。
また、ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受賞。
2006年には、『ニューズウィーク』日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれる。
主な著書に『禅の庭 枡野俊明の世界』(毎日新聞社)、『禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本』(幻冬舎)、『シンプルな人は、いつも幸せ つい悩み過ぎてしまうあなたへ』(廣済堂出版)、『比べず、とらわれず、生きる』(PHP研究所)など。

「ミニ枯山水」とは枯山水のミニチュア版で、手元にある素材を使って自由に楽しめる小さな「庭づくり」だそうだ。
トレイやお盆などの小さなスペースに白砂を敷いて、さまざまな大きさ、かたち、色の石を配置し、砂紋を付けたりコケをあしらったりして作るのだという。

本書は、「ミニ枯山水」の作り方や、作品例が紹介された書き物である。
必要な道具として、敷地にあたるトレイ、素材となる石、白砂、白砂をならす砂ならし、砂紋を描くレーキ(熊手)の説明が、写真とともに掲載されている。
白砂の敷き方、石の選び方・置き方、砂紋(箒目(ほうきめ))の付け方や、「実相庭」「紫雲庭」「且坐庭」「吉祥庭」「寿山庭」という5つの作品例に対する著者の意図などが解説されており、興味深い。
「ミニ枯山水」作りを通して、作るとき、完成した作品を眺めるときに自分と向き合い、さらに、実際の「禅の庭」を訪れて禅の庭づくりに触れてほしいという著者の思いが感じられる内容となっているかと思う。


心が整う 禅の庭づくり ミニ枯山水の世界

心が整う 禅の庭づくり ミニ枯山水の世界

  • 作者: 枡野俊明
  • 出版社/メーカー: 家の光協会
  • 発売日: 2019/01/17
  • メディア: 単行本



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