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「日本懐かしアイス大全」アイスマン福留 [本]

「日本懐かしアイス大全」

著者:アイスマン福留
発行:辰巳出版

アイスマン福留氏の作品。
アイス評論家。年間1000種類以上のアイスを食し、すべてのパッケージを保存、収集している。
現在、人気サイト『コンビニアイスマニア』の運営、業界紙でのコラム執筆など、アイスクリームを軸に幅広く活動中。
2014年に『一般社団法人 日本アイスマニア協会』を設立、代表理事に就任した。
『マツコの知らない世界』(TBS系)、『お願い! ランキング』(テレビ朝日系)など、メディア出演も多数。

本書によると、1955年(昭和30年)、東京(日本橋)の協同乳業に導入されたデンマーク・グラム社製の大型バー・マシンによって、1日で20万本ものアイスクリームの製造が可能となったという。
このマシンを使って同年に発売されたのが日本初の『アイスクリームバー』で、1本10円の安さが話題を呼び大ヒットしたそうだ。
1960年(昭和35年)には、アイスクリームでは日本初であった、当たりくじを付けた「名糖ホームランシリーズ」が登場。1965年に現在の『ホームランバー』という商品名になったという。

本書は、昭和に発売され、現在は販売されていない「懐かしアイス」や、現在も販売されているアイスなど、様々なアイスを紹介する書き物である。
チョコモナカ、ガリガリ君、あずきバーなどのロングセラー商品を始め、赤城しぐれ、イタリアーノ、宝石箱、うまか棒など、食べたことのある人であれば懐かしさを覚えるであろうアイスの写真が多数掲載され、簡潔な説明が付されている。
「アイスバトル」と題し、高級アイスクリーム・アメリカンヤング筒型愛スター・もちもちだいふくなどの比較を行ったり、アイスまんじゅうやちんすこうアイスといったローカルアイスを特集するコーナーも設けられている。
作者による、開発・宣伝・容器の加工製造・充填機製造の担当者へのインタビューや、業界紙(アイスクリーム流通新聞社)の代表取締役社長 近藤忠顕氏との対談など、読み応えのある内容となっているかと思う。


日本懐かしアイス大全 (タツミムック)

日本懐かしアイス大全 (タツミムック)

  • 作者: アイスマン福留
  • 出版社/メーカー: 辰巳出版
  • 発売日: 2015/07/09
  • メディア: ムック


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