SSブログ
<ご連絡>
仕事や私事が重なり、しばらくの間、不定期の更新とさせて頂きます。
何卒宜しく御願い申し上げます。

「私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために」岩波書店編集部 [本]

「私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために」

編者:岩波書店編集部
発行:岩波書店

「貧乏」や「貧困」などの言葉で示される窮乏の状態は人により様々であろう。
財布の中の金額や、仕事の雇用状態、住まいにトイレ・風呂があるかないか、食べる物の内容など、「貧乏」によると思われる生活の窮状は、暮らしの中の様々な問題として感じられるようである。
本書は、文化人や作家、経営者などが経験したことやアドバイスをまとめることで、体制や学者などには目の届かない「貧困」や「孤立」といった日本が抱える問題の解決策を探ろうとしているようである。
浅井慎平、井手英策、井上達夫、内澤旬子、蛭子能収、沖藤典子、金原瑞人、亀井静香、栗原康、小出裕章、古賀誠、小坂井敏晶、小関智弘、最首悟、斎藤貴男、佐伯一麦、佐伯泰英、佐高信、高田明、武田砂鉄、出久根達郎、鳥居、永田和宏、橋本治、福山哲郎、プレイディみかこ、星野博美、益川敏英、松元ヒロ、水島宏明、森達也、安田菜津紀、安彦良和、湯浅誠、吉田類、吉原毅の36人の感じる「貧乏物語」が綴られている。
貧乏の解決方法や本題からそれたようなエッセイもあるが、人の持つ貧乏物語は共感も多く、晴れ晴れとしているものもある。
佐高信の「慶応で格差を実感」、出久根達郎の「ものは考えよう」、吉田類「魂のサバイバル」は興味深い。


俳句を置かせて頂く。

貧乏に匂ひありけり立葵 小沢實



私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために

私の「貧乏物語」――これからの希望をみつけるために

  • 編者: 岩波書店編集部
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



nice!(52) 
共通テーマ:

nice! 52

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。