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「子どもと木であそぶ」岩谷美苗 [本]

「子どもと木であそぶ」

著者:岩谷美苗
発行:東京書籍

岩谷美苗(いわたにみなえ)
1967年島根県生まれ。
東京学芸大学卒業後、森林インストラクター第一期の試験に合格し、女性初の森林インストラクターとなる。
1998年、樹木医に。
2000年、「NPO法人樹木生態研究会」を設立。
現在、「街の木らぼ」代表。
「木で笑いが取れたら幸せ」をモットーに、講演・出張授業等を多数おこなう。

著者によると、アオダモやトチノキなどの樹液には蛍光物質が含まれており、木の枝を水に挿してUVライトを当てると、枝から青く蛍光する液体が水に溶け出るという。樹液の成分が何かははっきりとはわかっていないが、カフェー酸の変化したものではないかといわれるとのことである。

本書は、森林インストラクター・樹木医である著者が、木を使って遊ぶさまざまな方法を紹介する書き物である。
「タイムラグで読める字書き葉」「カツラの芳香剤」「イボタロウで敷居ぬり」「ムクロジの洗濯あそび」「あまづら作り」「自然が作った葉脈標本」「葉拓でエコバッグ」「キンモクセイのシロップ」「トチ餅」など46の方法が、あそび・実験・観察・クラフト・食に分類されて掲載されている。
木とあそぶためのこころえ、道具、服装といった準備すべきことが丁寧に説明されており、自然観察に慣れていない人でも取り組みやすい解説となっているかと思う。
また、「キャンプ場でやろう―いろいろな着火剤」「味はコーヒーよりお茶っぽい?―昔のコーヒー代用品」などのコラムも興味深い。


子どもと木であそぶ

子どもと木であそぶ

  • 作者: 岩谷 美苗
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2018/07/23
  • メディア: 単行本



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