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「ロシアのパンとお菓子」荻野恭子 [本]

「ロシアのパンとお菓子」

著者:荻野恭子
発行:東洋書店

荻野恭子氏の作品。
東京生まれ。
父が飲食店を経営していたため、子供のころより食に興味を持つ。
各種の料理学校で世界の料理を学ぶ。
1974年よりロシアをはじめ、イラン、トルコ、中国、韓国など、ユーラシア大陸周辺の50か国以上を訪れ、現地の家庭やレストランのシェフから料理を習い、食文化の研究を続けている。
自宅にて料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」主宰。
テレビの料理番組や雑誌で活躍中。
著書に、『大地が育むユーラシアの味 ロシアの郷土料理』(東洋書店)、『家庭で作れるロシア料理』『家庭で作れるトルコ料理』(共に河出書房新社)、『ポリ袋漬けのすすめ』(文化出版局)などがある。

著者によると、ピロシキは、日本では「ひき肉と春雨入りの揚げパン」というイメージだが、ロシアのピロシキは日本のおむすびのような存在で、具、生地、形のバリエーションが豊富だという。
生地はパン生地の他、クレープ生地、パイ生地、クッキー生地で作ることがあり、調理の仕方もヨーロッパ側ではオーブンで焼くのが一般的だが、シベリア側では揚げピロシキが多くみられるそうだ。

本書は、著者が実際にロシアやロシアと関係の深い周辺の国々を訪ね、現地の主婦から教わったパンやお菓子のレシピを紹介する書き物である。
クレープピロシキ、りんごのピローク(大型ピロシキ)、クレビャーカ(渦巻き形のピローク)、丸パンのにんにくソースがけ、ワトルーシキ、ブリヌイ(ロシアのクレープ)、ピタパン、ハチャプリ(チーズパン)、ムチャディ(とうもろこしの揚げパン)、プリャーニキ(はちみつ入りビスケット)、けしの実のロールケーキなどのレシピが掲載されている。
「バーブシカの知恵袋」と題されたコーナーには「手作りのレースペーパー」「ブリヌイがうまく焼けるおまじない」など、著者が現地で得たさまざまな情報が添えられており、興味深い。


ロシアのパンとお菓子

ロシアのパンとお菓子

  • 作者: 荻野 恭子
  • 出版社/メーカー: 東洋書店
  • 発売日: 2014/05/01
  • メディア: 単行本



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