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「心が整う 禅の庭づくり ミニ枯山水の世界」枡野俊明 [本]

「心が整う 禅の庭づくり ミニ枯山水の世界」

著者:枡野俊明
発行:家の光協会

枡野俊明(ますのしゅんみょう)氏の作品。
曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。
1953年神奈川県生まれ。
「禅の庭」の創作活動を通じ、国内・海外から高い評価を得る。
庭園デザイナーとして、芸術選奨文部大臣新人賞受賞。
また、ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受賞。
2006年には、『ニューズウィーク』日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれる。
主な著書に『禅の庭 枡野俊明の世界』(毎日新聞社)、『禅が教えてくれる美しい人をつくる「所作」の基本』(幻冬舎)、『シンプルな人は、いつも幸せ つい悩み過ぎてしまうあなたへ』(廣済堂出版)、『比べず、とらわれず、生きる』(PHP研究所)など。

「ミニ枯山水」とは枯山水のミニチュア版で、手元にある素材を使って自由に楽しめる小さな「庭づくり」だそうだ。
トレイやお盆などの小さなスペースに白砂を敷いて、さまざまな大きさ、かたち、色の石を配置し、砂紋を付けたりコケをあしらったりして作るのだという。

本書は、「ミニ枯山水」の作り方や、作品例が紹介された書き物である。
必要な道具として、敷地にあたるトレイ、素材となる石、白砂、白砂をならす砂ならし、砂紋を描くレーキ(熊手)の説明が、写真とともに掲載されている。
白砂の敷き方、石の選び方・置き方、砂紋(箒目(ほうきめ))の付け方や、「実相庭」「紫雲庭」「且坐庭」「吉祥庭」「寿山庭」という5つの作品例に対する著者の意図などが解説されており、興味深い。
「ミニ枯山水」作りを通して、作るとき、完成した作品を眺めるときに自分と向き合い、さらに、実際の「禅の庭」を訪れて禅の庭づくりに触れてほしいという著者の思いが感じられる内容となっているかと思う。


心が整う 禅の庭づくり ミニ枯山水の世界

心が整う 禅の庭づくり ミニ枯山水の世界

  • 作者: 枡野俊明
  • 出版社/メーカー: 家の光協会
  • 発売日: 2019/01/17
  • メディア: 単行本



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